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きのこの山とたけのこの里 栄養成分比較

明治のロングセラーのお菓子といったら「きのこの山」と「たけのこの里」を思い浮かべる方は結構多いと思います。

そして、昔から「きのこ派」と「たけのこ派」に分かれて紛争(?)が勃発しています。ちなみに、2018年には「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018」が開催され、たけのこに軍配があがりました。とはいっても、その差は実にわずかで、きのこ派もたけのこ派も1:1ぐらいいるようです(筆者はたけのこ派です)。

さて、味はさておき、ここではきのこの山とたけのこの里を栄養面から比較してみたいと思います。下記の各栄養成分表をご覧ください。

きのこの山とたけのこの里の栄養成分表

きのこの山(明治)

基準値 *100gあたり 74.0gあたり
エネルギー 563.5kcal 417kcal
たんぱく質 7.8g 5.8g
脂質 34.1g 25.2g
炭水化物 56.4g 41.7g
食塩相当量 0.27g 0.20g

*1箱74.0gから換算

たけのこの里(明治)

基準値 *100gあたり 70.0gあたり
エネルギー 558.6kcal 391kcal
たんぱく質 8.4g 5.9g
脂質 33.3g 23.3g
炭水化物 56.1g 39.3g
食塩相当量 0.57g 0.40g

*1箱70.0gから換算

栄養面でも大きな違いはない

筆者としても意外な結果でしたが、きのこの山とたけのこの里には、栄養面で大きな差はないことがわかりました。

100gあたりに換算したところ、エネルギー(カロリー)はともに560前後、たんぱく質は8g前後、脂質は34g前後、そして炭水化物は56gほどです。

ただ、どちらもエネルギー(カロリー)は少なくないので、特にダイエットやカロリー制限している方は、どちらも食べ過ぎ注意となります。

食塩相当量に違いが

きのこの山とたけのこの里は、栄養面でもほとんど同じかと思いきや、食塩相当量(ナトリウム量)に大きな差がありました。高血圧などで減塩に励んでいる方にとって、知っておきたいところです。

それぞれの食塩相当量は、100gあたりに換算すると、きのこの山が0.27gで、たけのこの里が0.57g。なんと、たけのこの里の方が2倍以上ナトリウムが含まれていることになります。

これはたけのこ派にとって、良くない知らせです。今度の選挙できのこ派から追求されてしまえば、王座奪還を許すことになりません。

ただ、例えばポテトチップスなど食塩相当量の多いお菓子に比べれば、どちらも食塩相当量が多すぎて警戒すべきお菓子だとは言いがたいと思います。

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ナトリウム→食塩相当量 換算

食塩相当量は0gです。

栄養成分表とは?

一般消費者向けの加工食品や添加物に対して表示が義務付けられた栄養情報です。エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量で表示)は基本5項目として必ず表示しなければなりません。健康習慣をつけるには、まず栄養成分表を意識的に見るようにしましょう。

食塩相当量とは?

食品に含まれるナトリウムをすべて食塩由来とみなして食塩量に換算した値です。特に高血圧の場合には、食塩相当量に気を付けましょう。現在ではまだナトリウム表記のものもありますが、その場合は「食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)× 2.54 ÷ 1000」で食塩相当量に換算できます。以下にナトリウム量(mg)を入力すれば、食塩相当量が算出されます。