日本の食卓に欠かせない味噌汁。
実は、味噌汁に含まれる塩分はかなり高いです。
味噌汁は、習慣的に毎日食べるという方も少なくないと思いますが、だからこそ味噌汁の塩分を控えることによる減塩効果は大きくなります。
医師に減塩するよう指導され、何から手を付けてよいかわからない場合は、まず味噌汁の塩分を低くおさえてみてはいかがでしょうか。
味噌汁の塩分は、その多くが味噌に由来します。
そのため、味噌汁を塩分控えめにつくるには、①味噌の使用量を減らす、②ナトリウム量(食塩相当量)の少ない味噌に切り替えることが有効です。
また、味噌汁に限ったことではありませんが、いくら一杯の味噌汁の塩分を低めにつくっても、たくさん食べてしまっては結果的に塩分を摂りすぎてしまいますので、食べ過ぎには注意しましょう。
味噌の使用を控えれば薄味になってしまう・・とは言い切れません。
味噌汁をつくるときは、味噌で味をつけようとせず、ダシを濃い目にとったり、具材をたくさん入れて素材の味を出したりするのがよいでしょう。
例えば、キノコを入れると旨味が出ますし、油揚げを入れるとコクが引き立ちます。
味噌は、味というよりも、風味をつけるものだと考えると、おのずと使いすぎることはなくなると思います。
また、味噌を入れるときには、お玉で取るよりも、ティースプーンや小さじ・大さじを使って取ったほうが、意図しなかった入れすぎを回避できます。
塩分控えめな味噌汁をつくるには、前記のように味噌の使用量を減らすのがもっとも効果的だと思います。
ただ、具材をそこまで意識するのが面倒と感じる方も、きっと少なくないかと思います。味噌汁は、なによりも手軽につくれる汁物というのが有難いところですもんね。
そんな場合には、以下に挙げるような、ナトリウム量(食塩相当量)の少ない味噌に切り替えてみてはいかがでしょうか。
基準値 | *100gあたり | 100.0gあたり |
---|---|---|
エネルギー | 187.0kcal | 187kcal |
たんぱく質 | 9.8g | 9.8g |
脂質 | 2.5g | 2.5g |
炭水化物 | 31.2g | 31.2g |
食塩相当量 | 4.60g | 4.60g |
*1商品中100.0gから換算
基準値 | *100gあたり | 100.0gあたり |
---|---|---|
エネルギー | 237.0kcal | 237kcal |
たんぱく質 | 7.7g | 7.7g |
脂質 | 3.8g | 3.8g |
炭水化物 | 43.0g | 43.0g |
食塩相当量 | 5.00g | 5.00g |
*1商品中100.0gから換算
基準値 | *100gあたり | 100.0gあたり |
---|---|---|
エネルギー | 213.0kcal | 213kcal |
たんぱく質 | 7.7g | 7.7g |
脂質 | 5.7g | 5.7g |
炭水化物 | 30.5g | 30.5g |
食塩相当量 | 7.70g | 7.70g |
*1商品中100.0gから換算
基準値 | *100gあたり | 100.0gあたり |
---|---|---|
エネルギー | 213.0kcal | 213kcal |
たんぱく質 | 10.6g | 10.6g |
脂質 | 6.5g | 6.5g |
炭水化物 | 27.9g | 27.9g |
食塩相当量 | 8.10g | 8.10g |
*1商品中100.0gから換算
基準値 | *100gあたり | 100.0gあたり |
---|---|---|
エネルギー | 201.0kcal | 201kcal |
たんぱく質 | 10.6g | 10.6g |
脂質 | 6.0g | 6.0g |
炭水化物 | 26.2g | 26.2g |
食塩相当量 | 8.10g | 8.10g |
*1商品中100.0gから換算
上記①②の方法を併用すれば、味噌汁から摂取する塩分をだいぶ少なくすることができます。
味噌汁は、普段から口にするものなので、その塩分量を減らすことで舌が薄味に慣れるきっかけになります。
舌が薄味に慣れてしまえば、その後の減塩生活もきっと無理なく続けていけるのではないでしょうか。
食塩相当量は0gです。
一般消費者向けの加工食品や添加物に対して表示が義務付けられた栄養情報です。エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量で表示)は基本5項目として必ず表示しなければなりません。健康習慣をつけるには、まず栄養成分表を意識的に見るようにしましょう。
食品に含まれるナトリウムをすべて食塩由来とみなして食塩量に換算した値です。特に高血圧の場合には、食塩相当量に気を付けましょう。現在ではまだナトリウム表記のものもありますが、その場合は「食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)× 2.54 ÷ 1000」で食塩相当量に換算できます。以下にナトリウム量(mg)を入力すれば、食塩相当量が算出されます。